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エマナックグループの仕事とは?ねじのバージョンアップ!

バージョンアップ 熱処理編
ねじを “強く”

最近の自動車は燃費向上のため車体の軽量化が求められています。そのため、今まで使用されていた部品であっても、より小さく、より薄く、より細くすることが求められます。
自動車で使用されるねじやボルトも例外ではありません。今までより小さいねじ、軸部の径が細いボルトが必要とされています。もちろん、強度を落とす訳にはいきませんから、小さい細いねじやボルトであっても同じ強度が要求されます。
そこで、必要とされるのが、熱処理というねじのバージョンアップ。
今までより小さいねじや軸部の径が細いボルトであっても、熱処理によって同じ強度のねじが可能になります。つまり、燃費向上を見えないところで支えているのが、熱処理というねじのバージョンアップです。

ねじのバージョンアップ 表面処理編 ねじが使用されいている車

バージョンアップ 表面処理編
ねじを “錆びにくく”

自動車に特に錆びやすい箇所があります。自動車の裏側は、冬場になると撒かれる塩分が含まれた融雪剤を原因として特に錆びやすい箇所です。この錆に対処するために生まれたのが、ダクロタイズドと呼ばれる表面処理です。
この錆にとても強くなる表面処理は、自動車のサスペンションでしようされるバネ等にも使われています。
しかし、このダクロタイズドは環境に悪影響を与えることが後々分かり、今では環境に優しいジオメットと呼ばれる処理に取って代わられました。このジオメットは、世界中のカーメーカーが使用していると言っても過言ではありません。車を錆から守り長持ちさせているのが、表面処理というねじのバージョンアップです。

ねじのバージョンアップ 表面処理編 ねじが使用されいている車

バージョンアップ 塗布加工編
ねじを “緩みにくく”

自動車には緩んではいけないねじがあります。もちろん、全てのねじが緩んで外れると困ります。しかし、その中でも特にねじの緩みが事故につながったり、そもそも分解してもう一度締め直せない箇所があります。
例えば、トラックだとタイヤを止めているボルト、ブレーキパッドをとめているボルトなどです。エアバッグ機構も分解できないため、その中で使われているねじも緩むことは許されません。
これらの箇所のねじは、ねじを締結する前に、緩まないよう接着剤を塗布します。しかし、製造ラインでねじに接着剤を塗布していると、接着剤を塗布し忘れてねじを締めるというミスが起きます。
そこで、必要とされるのが、塗布加工というねじのバージョンアップ。
製造ラインへねじが納品される前に、全てのねじに接着剤を塗布しておくと確実に緩み止めが可能になります。車の安全を見えないところで支えているのが、塗布加工というねじのバージョンアップです。

ねじのバージョンアップ 表面処理編 ねじが使用されいている車

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