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2022年 初春号

田中@社長からのごあいさつ

初春の候、時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。

本年もこのエマナックニュースにて、皆さま方へ新春のご挨拶をさせていただきます。

昨年は2020年に引き続き、新型コロナウィルスに社会・経済・政治が振り回された年となりました。

その中でも、お客様のご愛顧並びにスタッフの働きにより、このように新しい年を迎えられたことを心より感謝しております。

さて昨年は、なにかと大谷翔平選手の二刀流が話題となりました。

ピッチャーとバッターでの活躍が注目を集め、プロ野球選手として最高の賞MVPに選出されました。

大谷選手は二刀流ですが、エマナックグループは以前から熱処理・表面処理・塗布加工の三刀流です。

ただ、エマナックグループの三刀流は、業界の中でも大谷選手ほどの認知を得ることなく、大谷選手の活躍する姿を見るたびに私自身のPR不足を感じ続ける一年となりました(笑)。

名古屋工場の増床・レイアウト工事

昨年もコロナ禍による制約がある一年ではありましたが、グループとして着実に一歩一歩前進することができました。

その一つが、タナカプリコート株式会社 名古屋工場の増床およびレイアウト工事です。

2021年10月にすべての工事が無事に終了し、床面積900㎡、生産対応本数2倍以上へと充実した工場へと生まれ変わりました。

名古屋工場は1階の天井高がかなり高いため、2006年の工場操業時点から、2フロアーある工場を3フロアーに増床できると感じていました。

それでも、受注件数が不安定なこともあり、なかなか踏み切ることができませんでした。

しかし、米ナイロック社NYCOTE®(ナイコート)、独オムニテクニック社precote®(プリコート)という十数年前からまいていた2つの種がようやく実り始め、採用件数が増加することで工場の稼働率も高い水準で安定し、今回の工事に着手できました。

加えて、災害対策として高所に変圧器を新設、非常時の安全確保のため外階段を増設するなど、事業環境・作業環境の向上も叶えることができました。

これらリニューアル工事完了しました名古屋工場につきましては、工場見学を随時受け付けておりますので、どうぞお越しください。

エマルーチェ新処理工場の建築及び稼働

さて昨年は、株式会社エマナック西日本の新商品エマルーチェ新処理工場の建築完了及び稼働がスタート致しました。

地鎮祭を9月に執り行い、10月には工事が完了。12月には工場が稼働しました。

この工場ではメカニカルコーティング(乾式めっき)の新商品エマルーチェを加工処理します。

エマルーチェについては、環境問題と高耐食性を両立する新しい表面処理技術としてとても期待しております。

新工場の規模はコンパクトですが、エマルーチェの処理を行う最小限の装置を設置しつつ、ショールーム的役割も担っております。

今後は、エマルーチェの技術説明会の開催や、訪問説明など積極的に進めてまいります。

ご関心のある方はぜひご連絡ください。

八潮工場の大規模改修工事

さて、昨年のもう一つの工事は、株式会社エマナック東日本 八潮工場の大規模改修工事です。

連続式ガス浸炭焼入焼戻炉の入替更新を、9月にスタートし、第1ラインの撤去と変成炉(ジェネレータ)の新設を完了しました。

1986年の工場稼働当初から使用している連続炉の入替、工場建屋の改修、付帯設備の更新も含め、約3年にわたる工事となっており完了予定は2024年です。

この大規模改修工事については、今後も節目節目で状況をご報告させていただきますので、ご期待ください。

2022年もエマナックグループをよろしくお願いいたします!

このようにコロナ禍2年目となる2021年もスタッフ一丸となって乗り切ることができました。

今年一年、皆さまのご健康とご多幸をなによりも願っております。

そして、エマナックグループを本年もよろしくお願い申し上げます!