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2019年 初春号
田中@社長からのごあいさつ
初春の候、時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。
本年もこのエマナックニュースにて皆さま方へ新春のご挨拶をさせていただきます。
初めに、昨年のエマナックニュース初春号では、エマナックニュースを年2回(初春・夏季)お届けするとお伝えしておりました。
しかし、進捗しているプロジェクトは多々あったものの公式にご報告できる案件が少なく、
例年通りこのメールマガジンにおいて昨年のご報告と今年の抱負をお伝えさせていただきます。
昨年は、大阪府北部地震(6月)・平成30年7月豪雨(7月)・北海道胆振東部地震(9月)・台風第21号・第24号(10月)と相次ぐ大災害に自然の猛威の怖さを改めて実感した年となりました。
弊社でも突発的に入荷が滞ったり設備停止などにより、売り上げが一時的に落ちることもありました。
しかし、幸いなことに直接・間接的にも大きな被害を受けること無く、その後の回復によりグループ全体として売上等の目標値を達成できた事を有難く思っております。
お客様のご愛顧とスタッフの働きにより、新しい年をこのように迎えられたことを改めて感謝申し上げます。
田中熱工 本社工場(大阪府)に三室型真空炉、清水工場(静岡県)に第二号炉を増設・稼働しました!
昨年7月には本社工場に増設した三室型真空炉の火入れ式を執り行いました。
これによって増加するステンレスねじの熱処理加工の設備を強化しました。
清水工場については、第一号炉が、東洋炉工業株式会社様と合わせて「平成29年度省エネ大賞」(主催:一般社団法人省エネルギーセンター)を受賞する嬉しいニュースもありました。
しかし、最も大きな出来事は、清水工場の第二号炉(連続無酸化焼入焼戻し(調質)炉)の増設です。
10月31日に本格稼働したこの第二号炉によって清水工場の生産トン数は400トン増加し、800トンになります。
清水工場第一号炉の火入れ式は2017年9月でした。
当時は杉戸工場・京都工場の経験をふまえ「2年以内に第二号炉を増設できれば・・・」という思いがありました。
しかし、新工場オープン直後から多数のお問い合わせ・お声がけ・予想を超える受注が相次ぎ、当初の予想が良い意味で裏切られる結果となりました。
さらにこの第二号炉も、今年の2月にはフル稼働する生産計画になっております。
ご縁の紡ぎ方
この第二号炉増設に関しては、大変感慨深い想いがあります。
私は、ビジネスにおいて『人と人とを結ぶ「ご縁」』を大切にしております。
人と人とのお付き合いとは、双方にメリットを感じる持ちつ持たれつの永いお付き合いが大切であって、「目先の売上や利益だけ」「売り買いだけ」が、お付き合いではないとの想いを抱いています。
さて、10年以上前に始まったある方との「ご縁」。
それが清水工場第二号炉増設の「種」となりました。
遡ること2005年。当時弊社は中国へ工場進出を果たしました。その際、先に中国へ進出しておられた大手ボルトメーカ様へ初めてご挨拶にお伺いしました。
直接的なお取引があった訳でありませんが、その時以降、年始のご挨拶を欠かかすことなく続けておりました。
それから、時が流れること十数年。
この「ご縁」が今回大きなお取引という「花」を咲かせました。
大手メーカー様からの突然のお声がけに経緯を知らないスタッフは驚きを隠せません。
継続的にご挨拶にお伺いしていたという情報が蓄積されていた先方様の情報管理システムにも大変に驚きましたが、私自身が「商い」において大切にしている想いが、
このような形で実ったことを大変嬉しく感動しております。
エマナックグループの資本形態を一新しました!
さらに、今年は年始から大きなご報告があります。
2019年1月、エマナックグループは資本形態を一新しました!
現会長が創業して以来、事業拡大に伴って法人としての組織も拡大・統合を繰り返してきました。
今回の変更により最大12社あった法人組織は集約され5社になります。
この変更はこれまでの拡大統合の最終章と位置付けています。
数年前から、20年後の会社の将来を見据えて、設備や技術を整理・発展させて来ました。
この変革も資本形態を一層シンプルにすることによって、将来の土台を固めるものとなることを確信しています。
詳細につきましたは弊社のホームページをご参照いただければ幸いです。
さて、2019年は新しい元号を迎えると共に、エマナックグループにとっても新しい炉・新しい組織でスタートする年となります。
最後になりますが、新しくなったエマナックグループを本年もよろしくお願い申し上げます!