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2020年 初春号

田中@社長からのごあいさつ

初春の候、時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。

本年もこのエマナックニュースにて皆さま方へ新春のご挨拶をさせていただきます。

さて、昨年は、相次ぐ台風によって日本各地に甚大な被害が生じ、自然災害のリスクを改めて実感した年となりました。

その中でも、お客様のご愛顧とスタッフの働きにより、このように新しい年を迎えられたことを心より感謝しております。

ここ数年の設備投資を振り返って

昨年は8月に大阪工場へ三室型真空炉を増設し、ステンレス(SUS410系)の熱処理受注に一層対応できるようになりました。

ここ数年を振り返ってみますと、昨年までの4~6年間は、ステンレスねじを含め鋼製ボルトにおいても右肩上がりの受注が続きました。

数年前のエマナックニュースでもお伝えしましたが、リオ五輪の年は年末年始返上で生産ラインを稼働させるほどでした。

その後、2016年には大阪工場に連続式ガス焼入焼戻炉を増設、2017年には清水工場(静岡県)を建設し無酸化焼入焼戻し(調質)ラインを増設、そして2018年には大阪工場三室型真空炉の入れ替え、そして今年の増設と設備投資を行ってまいりました。

その中でも、特に清水工場については、関東圏の杉戸工場、関西圏の京都工場、それぞれの中間地点として、生産管理の調整弁となり貴重な役割を果たしてくれています。

これらの設備投資により、各工場において納期調整が可能となり、お預かりした商品を関西から関東まで輸送し処理するという採算度外視の対応も解消することとなり大変嬉しく感じています。

しかし、2020年以降の景気については、国内自動車メーカーの勢いは足元が弱く、オリンピックの建設特需もひと段落つくことになると思われます。

それに加え、政府主導の「働き方改革」により、人に関するコストが以前より増加しており、コストバランスについて慎重な経営が求められる年になると感じています。

東日本大震災の被災地を訪問

今年の4月には管理職のスタッフを中心に東日本大震災の被災地福島県を訪問しました。

実は5年前に帰還困難地域の中心部を通る国道6号線を走ったことがあります。

テレビやネット等で報道され、その惨状を見聞きしてはいたものの、実際にその現場を目の当たりにした時には、強い衝撃を受けました。

それ以来、スタッフには「帰還困難区域がどうなっているのかは、一度自分の目で現地を見ないと分からないよ!」と伝えていました。

今回、大勢のスタッフが「社長の言っていた本当の意味がようやく分かりました」と述べ、大変良い機会になったと思います。

電気は生活においても、経済においても欠かせません。

今回の訪問が、電気というインフラに感謝しつつ、でも無駄には使わないという心がけをずっと持ち続けるきっかけになって欲しいと願っています。

さて、今回の訪問では、除染作業が終わり復興へと力強く歩んでいる人たちにも出会うことができました。

残念なことですが、科学的には安全と立証されていても、風評被害で農作物が売れない現実もあります。

実は、今回の参加スタッフの中に「田んぼラグビー」の実行委員会と繋がりのあるスタッフがいました。

風評被害により福島県産のお米が困っていると聞き、「田んぼラグビー」によって「安心・安全」をPRする一助になればと、実行委員会と福島県の農家の橋渡し役を我がスタッフの一員が行い、みなさんから大変喜ばれたと聞き及び、嬉しく感じています。

今後の10年を見据えて

社長に就任し今年で18年目を迎えます。

2代目社長としての時間が経過するとともに、その重みを年々感じています。

2代目というのは、
創業者から受け継いだ会社の修正点をあぶり出し、改善することで、より安泰なものとして、次の3代目に引き継ぐことが実現できるかが、その真価だと考えています。

これまでには自分の描くより完全な会社を目指すために、ときには社内の反発を買う大きな改革を行うこともありました。

これからは、10年後という一区切りを目途に次世代を育てることに集中します。

どのようなシステムが必要なのか、どのような人の教育が必要なのかを見極めながら方向性を形作り、会社を託すことのできる次世代を育てプロデュースしていきたいと思います。

最後になりますが、エマナックグループを本年もよろしくお願い申し上げます!